ブログ記事をまとめて出版する、そんな話もよく耳にするようになりました。
ブログを本にするのは簡単ではありませんが、気が遠くなるほど難しい話ではありません。意外と、ブログ記事と書籍の原稿の相性は良いです。
タイトルと本文という組み合わせのブログ記事は、本の原稿に近いものがあります。
タイトルが何らかの課題や疑問、本文がその解決策という構成であれば、話しは非常に早いです。
おおざっぱに言えば、「…するには、…といった方法があります。」のような記事です。
ブログを書いて本を出版したい、または逆に、いつか本を出版するためにブログ記事を蓄積したいという方は、こうした「課題解決型」のブログ記事を書いていくと、本の原稿として活用するのも簡単です。
何本か書いたブログ記事の「記事一覧」を見て、いくつかのグループに分類します。そのグループにタイトルを付ければ、「第1章 本を書く前の準備」「第2章 原稿の執筆」など、章立てのイメージが見えてきます。
章立ての構成ができたら、出版社に売り込んでみるのも良いでしょう。書きたいことの概要やコンセプトがハッキリしているので、編集者がピンとくる企画であれば、トントン拍子に出版までの話が進んでいきます。
また、企画が通るかどうかの段階で、「原稿はほとんどできています!」とプッシュすれば、強い後押しになるのは間違いありません。
ブログ全体を書籍にまとめる話に限らず、ブログ記事を蓄積しておくと、いざ出版というチャンスが来たときに、確実に役立ちます。
私も、書籍の執筆中に、書籍に掲載するつもりの小ネタをブログ記事として作成することもあります。ユーザーの反応を見たり、本文の見栄えを確認するのに役立ち、実際に書籍に掲載しようか、止めようかの判断の助けにもなります。
ただし、できれば課題を解決する形の記事にしたおいた方が、後で流用しやすいです。本を書いていると、「あのときは、どうする?」のような小ネタやTIPS的な話題がほしくなります。
また、原稿をレイアウトしたときにページの最後にスキマができることもあり、「あと数行ほしい」ということも結構あります。
場合によっては、10箇所以上、そのようなスキマができることもあるので、小ネタの蓄積としてブログ記事が非常に役立ちます。
こんなときは、何ページも続く本格的なネタよりも「…するには、…する方法があります。」のような数行程度で完結する小ネタやポイント解説のような話がとても役立ちます。
いずれにせよ、読者の課題を解決するような視点でタイトルと本文を組み立てたブログ記事をコツコツ書いておくと、出版する書籍の原稿として、非常に重宝します。
必ずしも課題解決型のブログを書く必要はありませんが、いつか自分の本を出版したいと野望を持っている方は、ご一考ください。
あと、構成や目次にとらわれない小説や文芸作品については、この限りではないと思いますが、私の専門外なので、コメントは省略します。スイマセンが。。。。
また、ブログを書籍の原稿として使うには、文体にも注意する必要がありますが、その話しは別の機会にしたいと思います。