本の書き方

本を速く正確に書くために“酷使した”日本語入力システムの辞書登録

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本を書くには、何十万文字を入力する必要があります。そうなれば、入力ミスも起きるでしょう。特に、膨大な原稿を短時間で入力しようとすると、どこかしらで入力ミスや漢字変換ミスをしてしまうこともあります。

そんな悩みを解決するのがMS-IMEやATOKなどの日本語入力システムです。

私は、本を書き始めたころから、とにかく辞書登録を徹底して続けています。自分が書く本の原稿には、同じような言葉や単語が何度も使われるはずです。そのような言葉を徹底して辞書登録していくことで、1文字入力しただけで、言葉や、文章のたたき台、編集で使うマークやタグなどが出てくるようになります。

たぶん他の方はそこまでしていないでしょう。なぜなら、辞書が完全に仕事モードになってしまい、日常生活の漢字変換にも支障をきたすかもしれないからです。

たとえば、「あ」と入力して漢字変換すると、「ありません。」「暗号化」「アクセス」「アドレス」「頭に入れておきましょう。」「新しい項目の追加」などが出てきます。「い」では「Internet Explorer」「イメージ」「一般的」「1を加算」「一覧表示」などです。何の順かと言えば、さっき使った言葉が最初に出てきます。そのため、同じような言葉を繰り返し使う場面の文章作成には非常に役立ちます。

例が地味すぎて役立ちそうに思えなかったかもしれませんが、同じ言葉を毎回1文字ずつ入力していくのに比べれば入力の手間、精度、作業のストレスは全く違います。かなり作業のスピードアップと精度の向上には役立っているはずです。

今では辞書登録した言葉は1万を超えました。あまりに登録しすぎて、一時期はMS-IMEで普通の言葉の漢字変換ができないほどでしたが、現在はATOKに切り替えて、非常に軽快に入力、漢字変換、辞書登録の作業ができています。

それでも入力ミスが完全になくなったわけではありませんが、1文字ずつパチパチ打ち込むよりも、確実にスピードアップし、正確に文章を入力できるようになったと思います。と言いながらこのブログで入力ミスがあると恥ずかしいのですが。。。

この方法の最も辛いときは、PCを買い換えたときです。辞書は古いPCからインポートできますが、使用履歴がリセットされて、さっき使った単語が出てこないので、しばらくは変換ボタンを押しっぱなしで長い時間をかけて単語を探す状態が続きます。

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